今回のふれ合いコラムは、神奈川方面の認定講師:醍醐美樹さんが、ご自身の体験を元にオキシトシンとストレスの関係を書いてくれました。
【オキシトシンとストレス】
数年前、身体の不調が続き病院を受診したことがありました。
色々と検査をしましたが最終的には原因がわからず、お医者様には「ストレスですね」と言われ、ビタミン剤的なものと頭痛があったので痛み止めと胃薬を処方されました。
内心
「ストレス?ストレスがない人はいないのでは?」
「痛み止めなら持っているのだけどなあ…」
と思いながら帰宅したのを覚えています。
そしてその後、忙しく日々を過ごす中でいつの間にか元気になっていたのですが…。
「ストレス社会」といわれる現代、大人から子どもまでもがストレスを抱えているといわれており、その大半が「人間関係からくるストレス」と言われています。
確かに家族、友人、仕事仲間、学校、ご近所、ママ友など、どこに行ってもコミュニケーションが必要ですよね?
お子さんも学校、塾、習い事などコミュニティーがあり、子どもは子どもの世界でコミュニケーションストレスを抱えているそうです。
ではこの人間関係を少しでも軽減するために極端ですが、「ひとりぼっち」で他人と関わらなければストレスはなくなるのでしょうか?
答えはNO、むしろ逆効果だそうです。
他人と関わらなくなると、コミュニケーションによる「癒し」が減り、幸福感が減ります。
すると逆にイライラしやすくなったり、ネガティブになりやすくなったりするのです。
ネガティブな思考は交換神経を優位にし、心に負担を掛け、「老化ホルモン」といわれるコルチゾールを分泌、それにより外見も老け込んでいってしまいます。
まさにネガティブの悪循環ですね。
ではこうした状況から脱却するにはどうしたら良いのでしょうか?
ここで登場するのが「幸せホルモン」「愛情ホルモン」といわれているオキシトシンです。
このオキシトシンは他者とのふれあい、共感、関心を持つ、また五感を刺激することで分泌されます。
具体的には
・家族、恋人、友人、ペットと触れ合う
・誰かと一緒においしいものを食べる
・人に関心をもつ
・マッサージを受ける、する
・同僚や気心に知れた仲間とのおしゃべり
・ありがとうの感謝の気持ちを持ち積極的に言う
確かにこれらはひとりぼっちでは実践できないですね。
落ち込んでいる時ほど人と触れ合うことが必要なんですね。
しかし、そうは言っても、人や動物と関わるのは今は難しい、気持ち的に人と関わる余裕がないという時だってあります。
そんな方は、ちょっと散歩に出て自然にふれたり、旅行に行ってみる、温泉に入る、観葉植物を育てる、好きな音楽を聴く、演奏するなど、別のアプローチから五感を刺激してみてはいかかでしょうか?
そして、「鈍感力」「スルー力」を身につけましょう。
何事も敏感に感知せず、「こうかもしれない」「こうなるかもしれない」「こうなったらどうしよう」などは考えず、流すところは流し、スルーして気にしない。
今の自分をありのまま認め、受け入れ、ぜひ褒めてあげて下さいね。
もっとこうしたい、ああしたい、などある方はなりたい自分になるように磨けばいいだけ。
決して今の自分を否定せず認めてあげましょう。
「人とふれあい、自分を認め、鈍感力やスルー力を発揮する」
これはとても大切で心身をきれいに保ち、元気で若々しくいる秘訣かもしれませんね。
執筆: 認定講師 醍醐美樹
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