今日は、2か月に1回開催されている「ほっこり会」のボランティア活動の日でした。
実技講師の久美子さんも、ほっこり会のメンバーです。
会員の聖子さんは毎回、お手伝いで参加をしてくれています。
今回、初めてお越しになったご婦人がいらっしゃいました。
私が肩周りをほぐさせていただいたのですが、指が入らないほどのガチガチ度合…。
しかし、ご本人はまるで自覚症状がありませんでした。
体も、心も、自分自身がきちんと向き合うことをしてあげないと、現状の自分に気が付く事ができません。
ドンドン感覚が鈍っていきます。
心と体は直結しています。気づかないと言うことは実は、1番恐ろしいことなのです。
自分では気が付けない事に気づいていただくお手伝いをするそれも、feel careセラピストの役目です。
ただ体にふれるだけでは、心の奥深くの気づかない感情にふれることはできません。
ゆったり、ふれながら、目を見て、耳と心を傾けて、ふれている肌から相手の呼吸を感じ取り、温もりを通しながら気持ちの共有をしていく。
すると、硬くなってしまっていた体が、ふっと緩みだします。
その時、されている側も自分の体の変化に気づきます。今日のご婦人もそうでした。
「私の体、こんなに硬くなってしまっていたのね、ようやく今、痛みを感じるようになったわ」とおっしゃっていました。
痛みに気が付く。
とても大切なことです。心も体も自分の痛みに気が付くことから先に進むことができます。
最初はまるでお話をしようとしなかった方が、手にふれていく事で「誰かに話を聞いてもらうと、楽になるわね」とおっしゃってくれたりもします。
自分は誰かと心をふれ合わせたかったんだ、誰かの温もりを感じたかったんだ、と知る。
この事を知る事ができた方は、積極的に参加をしてくださる様になったりもします。
それが、外出支援につながるのだと思います。
ほっこり会は、人にふれるプロの集団が集まっています。
最初は人が苦手と言う方でも、体にふれていくうちに、笑顔になります。
そしてメイクを通じて新たな自分の顔を知り、さらに輝いた笑顔に変わります。
更に、着物を着る事で、姿勢がしゃんとし、本来の自分や新しい自分をもっと見たくなります。
このように自分の今の心と体に、気づいていただくお手伝いをさせていただくのが、feel careセラピストの役目だと思っております。
feel careセラピストにご興味をお持ちの方は、ぜひこちらをご覧ください!
次回のほっこり会は2019年2月4日(月)になります。
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