地域のふれ合いが無くなっている世の中と言われていますね。

隣近所に住んでいる人の顔がわからない、子供の友達の親の顔がわからない……。

学校の防犯標語の宿題も「地域のふれ合い」について書いている子が、賞を取りやすい傾向があるようです。

それだけ、各地区で失われつつある地域のふれ合いを改善していく事に、自治体が力をいれているのがわかります。

そんな活動を見ながら、私が思う事、それは

「子供同士の放課後のふれ合い時間を増やしていく事が、地域のふれ合いの第一歩」

私が子供の頃は、親が共働きの子は早上がりで給食がない時、長い休みの時、よく我が家にきて一緒にお昼や夕飯を食べ遊びました。

私の母は料理が得意な人だったので、人が来る事に対して嫌な顔は一切せず、賑やかな食卓を喜ぶ人、そのお陰で、我が家はいつも賑やかで人が沢山集まる家でした。

そして、私もよく友達の家でご飯をご馳走になったりしていました。

そのおかげで、友達の親とも友達の近所の方とも交流がキチンとできていました。

そんな環境で育った私からすると、娘達の友達がお昼や夕飯を食べていくのは当然、大歓迎なので、自ら声をかけ呼んだりしています。

周りの子達の話を娘達に聞くと「みんな長い休みの時は、一人で家でご飯食べて留守番したりしてるみたい」と。

地域のふれ合いで高齢者の方に積極的に関わったり挨拶したりするのは、勿論大切。

それと同じくらい大切なのが今、心と体を築き上げている真っ只中の子供達とキチンとふれ合う事。ここをしっかりとしていけば、自ずとその子の親やその子の祖父母との関わりを持つ事にも繋がり、そのふれ合いの輪は広がると思います。

そして、何より「子供に寂しい思いをさせているかもしれない」と心を痛めながら働きにいく親子さんや「親に迷惑かけたくない」と寂しさを我慢して頑張る子供の心を支える事に繋がると思います。

江戸時代の子供が一番幸せだったと本で読んだことがあります。

江戸時代は地域全体で子育てをしていたから、寂しい思いを誰もしなかったのです。

肉親、親族など関係なく、全ての大人で全ての子供を育てた時代。

そんなオキシトシン溢れる「ふれ合い黄金期」の時代に戻していきたいと考えて、活動を今年もしていきます。